介護士の育休復帰に役立つ託児所

子育てとの両立がしやすい職場や育休から復帰がしやすい職場を探すことは、介護士が長く働き続けるうえで重要なポイントとなる。
働き方改革がすすめられ、ライフワークバランスが考えられてきているが、いまだ充実しているとはいいがたい現状だ。
特に、託児所付きの介護施設は働きやすい職場といえるだろう。
職場に託児所が併設されているもの、あるいは職場近くに提携した託児施設があるものを託児所付きの介護施設という。
託児所付きの介護施設のメリットは多い。

まず、子どもを入所させる保育所や託児所を探す手間を大幅に削減できるというメリットだ。
待機児童の問題がいまだ色濃く残っている中で、職場に近く条件に合う託児所を探すことは非常に大きな負担だ。
その点、職員ならば優先的に入所できるため、探す手間が省け、育休からの復帰もスムーズに運ぶことができる。
また、託児所付きの介護施設は子育てに対する理解も深く、子育てとの両立がしやすいという点でもメリットだ。
時短勤務や子どもの急病などによる休職などにも対応してくれる可能性が高い。

このほか、通勤時間の短縮も可能だ。
提携する託児所は職場内や職場から近い場所にあるので、子どもと一緒に通勤することができて時間を短縮できる。
託児所付きの介護施設は数がないと思う人も多いが、そのようなことはない。
介護と保育を同時に行う施設形態も増えてきている。
特に母体の大きな介護施設では、福利厚生の一つに託児所を設けているところが多い。
利用する際は子供の対象年齢や営業時間を調べて、問題なく預けられるかどうかを確認する必要がある。